ホメオパシーとは?
あまり聞きなじみのない言葉だとは
思いますが、「ホメオパシー」とは
医学界で使われる言葉で、
アレルギーなどの症状を
抑えたりする際に使われる
予防接種のようなものといって
いいでしょう。
ホメオパシーの定義としては、
「その病気や症状を起こしうる
アレルゲンを使って、その病気や症状を
治すことができる」
という考えのもと行われた治療法で、
これによってアレルギー症状が治ったり、
アレルゲンに対しての免疫力が格段と
あがるなどの効果が期待されています。
この方法が予防接種と大きく異なるのは、
予防接種にはワクチンを使用しますが、
このホメオパシーでは薬物は
一切使用せず、代わりに「レメディ」と
よばれる主に砂糖の中に微量の
アレルゲンが含まれたタブレットを
服用するのです。
最初にこのホメオパシーが注目を
浴び始めたころ、花粉症対策として
花粉がついた綿を舌の裏の粘膜に入れ、
体を花粉症に慣れさせ花粉症を
軽減させるという試みがされていましたが
アレルギー反応は人によって大きく
個人差が出てしまい症状が
悪化してしまうこともありましたが、
このホメオパシーに使用される
レメディはアレルゲンが分子レベルでも
分からないほど薄められているものや、
まったく含まれていないものも
存在するのです。
実質的にただの砂糖のように思えますが、
多くの場合で効果が確認されているのです。
花粉症にも有効
過去にホメオパシーによって治った
事例として花粉症やアトピーなどが
あります。
日本では年々花粉症にかかる人の割合が
増えているといわれていますが、
今や半数近くが毎年花粉症に
悩まされています。
体がスギやヒノキの花粉に含まれる
アレルゲン物質に過剰に反応してしまい
症状が起こるのですが、
花粉症は治療が出来ないと思っている人が
数多くいるかと思います。
しかしホメオパシーでは、薬物などは
一切使用せずアレルゲン物質を体に
ごくわずか取り入れることで免疫力を
向上させるという方法なので、
誰でも治療または症状を軽減することは
可能なのです。
近年では米のなかにわずかな
スギの木などの花粉が含まれているものが
存在し、それによりアレルギーを治療する
試みが行われています。
実際含まれているアレルギー物質は
ごく微量で、レメディにもほとんど
入っていないため単なる
プラシーボ効果だという意見もありますが
そのわずかな量でも人体に少なからず
影響していることは間違いないでしょう。
短期間の治療で治すことは難しいものの、
長期的に治療していけばアレルギーを
治療することは可能なはずです。
神経症などにも有効!?
アレルギーやアトピーなど抗体の反応に
よって起こる症状だけではなく、
自律神経の乱れなども治すことが
出来るのです。
精神的な不安やパニック障害などは、
過去のトラウマなどが原因で同じような
状況になったときにその恐怖を思い出して
身体症状を起こしてしまうのです。
ホメオパシーには脳をリラックスさせる
効果もありるので、そういった
心理面でのケアもできるのです。
人間の自然治癒力を信じる
現代社会では風邪を引いてもなかなか
休めないため、風邪を引いたらすぐ
病院にかけつけ薬を処方してもらうことが
ほとんどでしょうが、それでは人間の
自然治癒力が低下してしまい、
免疫力も下がってしまいます。
人間は風邪を引いても3~5日間もあれば
勝手に治ってしまいます。
風邪をひくということは本来肉体的、
精神的な疲労がたまってしまい、
体が休息を求めて発するSOSの
サインなのです。
薬で無理に治したり元気にしようと
するのではなく、体からの信号を
ちゃんとキャッチして、
休養し免疫力を高めることが大切です。