互いを尊重し合いながらも思ったことは口に出す
日本では集団に合わせて
発言や行動をすることが多く
伝えたいことがあっても
なかなか言い出せずにいる
ということがよくあります。
例えば身近な例でいうと
人に頼みごとをされたら
断れないとか
相手に不快な思いをさせて
しまうのではと恐れて
自分の意見を言えずにいたりと
知らぬ間にストレスを
抱えているということがあります。
逆に自己主張が
出来ていたとしても
自分の意見を無理に
押し通そうとするがあまり
相手を傷つけてしまったり
必要のないもめ事を起こして
しまったりすることも
あるのではないでしょうか。
アサーティブとは
自他を尊重し合いながらも
言いたいことははっきり言い
相手の意見もきちんと
聞くことを指します。
互いが無益な争いをせずに
意見をはっきりと言い合える
それは当たり前のように思えますが
多くの人が出来ずにいることです。
アサーティブが出来るようになると
人間関係でもめることもなく
良い関係を築くことができ
自他ともに大切に出来るのです。
問題は性格ではない
仮にあなたが短気な性格だったり
内気な性格で
相手の話をきちんと聞いたり
自分の意見を素直に表現したり
することに対して
「自分には向いてないかもしれない」と
思っているかもしれません。
しかしアサーティブが出来るかどうかは
性格とは関係がないのです。
あなたが言えないことを言えずに
ストレスをためたり相手を
傷つけてしまうのは
自分の望んでいる
コミュニケーションと
実際にしているコミュニケーションとで
大きくズレが生じてしまって
いるからなのです。
いつもの癖で何気なく
喋っていると思っていても
実はそれは自分の本心からの
言葉ではないのかもしれないのです。
もしあなたが普段の人間関係で
ストレスを抱えてしまっているのなら
一度自分というものを見つめなおし
自分に本当に向いている方法
もしくは自分が望むコミュニケーション
というものを探ってみると
いいかもしれません。
相手の気持ちを考えることができる
潤滑にコミュニケーションを
とるのは難しいと感じるかもしれませんが
これは自転車をこぐのと同じで
繰り返し練習していけば
苦なく出来ることなのです。
アサーティブは友達との
何気ない会話にも役立てる
ことができますが
ほかにもビジネスや
生活全般に応用することが
出来るのです。
そしてコミュニケーションを
潤滑に行うことが出来るようになれば
自然と人と話すことに自信がつき
人と話すことが楽しくなってきます。
そして何より
スピリチュアル的に魂を
成長させるためには
いろんな人と関わり
刺激を受け学んで
いくことが大切なのです。
そうやって経験を積んでいく中で
人を傷つけることなく自然に
会話することが出来るようになるのです。
そしてそれは自分だけでなく
相手の気持ちや踏み込んで
ほしくない一線を尊重することが
出来るようになるのです。
自己主張の諦めが内向的な性格を作る
内気な性格というのは決して
悪くないように聞こえますが
これは攻撃的な性格の
反対の性質を持ち
受動的な性格が過ぎると
自分の意見や感情を
否定しがちになり
全てを他人に委ねて
しまうことになるのです。
他人に依存しすぎてしまうと
自分より他人の意見や評価を
過度に重視してしまい
それが原因で鬱や精神病を
引き起こしたり孤独感に
苛まれたりします。
人を大切に思うことは
非常に重要ですが
それと同じくらい自分を
大事にすることも大切なのです。
人を傷つけずに主張するためには
まず客観的に自分の感情を分析し
自分がどう感じているのかを
気づくことが大切です。
そうすることで自分が
何を伝えたいか
どうすれば相手を傷つけずに
すむかということを冷静に
考えることが出来
人を傷つけずに自分の意見を
主張することが
出来るようになります。
そしてアサーティブで必要なことは
相手にどう思われるのか
おびえることではなく
相手のことはもちろん尊重しながら
自分の心を開いて自信をもって
自分の意見を伝えることなのです。
そうすれば互いに本当の気持ちを
伝えあうことが出来るでしょう。